松本大洋賞で話題になった「野球で話せ」、色んないいところがあるけど、自分は「打者が自分の非を認めて、マウンドに対して謝意をこめてお辞儀をする」シーンで泣けた。
あれは野球やスポーツに対するリスペクト以上に、人間が理性的な存在である、慈悲深い生き物であるという深い信念が無いと描けないものだと思う。
かつての松本大洋マンガにあった、スポーツを通して、肉体の限界を通して、人間存在の美しさを描こうとする意志に通じるもので、受賞理由もその辺にあるのかなどと思った。
Permalink | 記事への反応(0) | 10:11
ツイートシェア