2024-08-21

かけ算の順序と長方形の面積

長方形の面積=たて✕横

「たて3cm、横4cm長方形の面積を求めなさい」と聞かれたら、「長方形の面積=たて✕横」だから「3✕4=12」と答えるはず。

もしこれを「4✕3=12」としたら不正解になるのか。

不正解にはならないでしょう

りんごが3個のったお皿が4枚ありますりんごはいくつあるでしょう」の場合は「3[個/枚]✕4[枚]=12[個]」と答えないと不正解

「(かけられる数)✕(かける数)」の順番で書かなくては不正解ということになっています

でも長方形の面積は「3[cm]✕4[cm]=12[cm^2]」で、どちらかが「かけられる数」で、どちらかが「かける数」という関係ではないので、3✕4=12でも4✕3=12でも正解になるのでは

と思いきや、やはり不正解かも

長方形の面積を考えるときは、まず、1[cm]✕1[cm]の正方形が縦に3個ならんだ図形を考えます。この図形の面積は3[cm^2]です。

そして、この基準になる図形が横に4個ならんだものがたて3cm、横4cm長方形と考えます

なので「3[cm^2/個]✕4[個]=12[cm^2]」となるので、かけ算の順序が重要です。

よって、4✕3=12だとたて4cm、横3cm長方形の面積を求めたことになり、不正解です。

そんなこと言っても結局は正解でしょう

長方形の面積を求めるときに「かけられる数」「かける数」は、もう忘れてます

「かけられる数」「かける数」が重要で、順序があるとこだわるのは、「かけられる数」「かける数」を教わる単元の間のみでしょう。

なので我々は日常生活で乗算をするとき、例えば「5,000人から10円ずつもらえば50,000円だな」と考える時に10がかけられる数で、5,000がかける数だとは意識せずに計算をしてます

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