「たて3cm、横4cmの長方形の面積を求めなさい」と聞かれたら、「長方形の面積=たて✕横」だから「3✕4=12」と答えるはず。
「りんごが3個のったお皿が4枚あります。りんごはいくつあるでしょう」の場合は「3[個/枚]✕4[枚]=12[個]」と答えないと不正解。
「(かけられる数)✕(かける数)」の順番で書かなくては不正解ということになっています。
でも長方形の面積は「3[cm]✕4[cm]=12[cm^2]」で、どちらかが「かけられる数」で、どちらかが「かける数」という関係ではないので、3✕4=12でも4✕3=12でも正解になるのでは
長方形の面積を考えるときは、まず、1[cm]✕1[cm]の正方形が縦に3個ならんだ図形を考えます。この図形の面積は3[cm^2]です。
そして、この基準になる図形が横に4個ならんだものがたて3cm、横4cmの長方形と考えます。
なので「3[cm^2/個]✕4[個]=12[cm^2]」となるので、かけ算の順序が重要です。
よって、4✕3=12だとたて4cm、横3cmの長方形の面積を求めたことになり、不正解です。
長方形の面積を求めるときに「かけられる数」「かける数」は、もう忘れてます。
「かけられる数」「かける数」が重要で、順序があるとこだわるのは、「かけられる数」「かける数」を教わる単元の間のみでしょう。
なので我々は日常生活で乗算をするとき、例えば「5,000人から10円ずつもらえば50,000円だな」と考える時に10がかけられる数で、5,000がかける数だとは意識せずに計算をしてます。