村上春樹のインタビューを読んでおもしろかったのは、とにかく「文体」にこだわっているという点。
物語や登場人物なんかは、向こう側からやって来るのを待つというスタンスで、とにかくアイデアを寝かせておいて、ある適切なタイミングでそれらを使用するイメージらしい。
それとは別に、能動的に変化させ鍛えられるものとして「文体」にとにかくこだわる。理想的な文体に近付くために、いつも文のことを考え、一度書いた文章を何度も何度も書き直すそうだ。
それはたぶん楽器の演奏と同じで、テクニックが無ければ演奏できない曲がある。テクニックを磨き続ければ、演奏の手探りの中から曲が現れる。
そういう発想なんだと思う。
Permalink | 記事への反応(1) | 07:57
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物語や登場人物なんかは、向こう側からやって来るのを待つというスタンスで どの作品見ても来てるのが「イツメン」過ぎて草