2023-12-06

拝啓、4歳の僕を捨てたお父さんへ

貴方の名を一文字貰った僕は、今年で29歳になりました。

片親で貧乏でひねくれている僕は虐められて、更にひねくれた人間になりました。

あれから25年、お父さんはどんな人生を歩んでいますか。

僕と姉と母を捨てたことを覚えていますか。

会いに行っても良いですか。

それを怖いと思いますか。

僕の、最愛の人を紹介したら迷惑ですか。

 

朧げな記憶しか残っていないし、母は口を酸っぱくして貴方と会うなと子供の頃から言われています

貴方が母の言う通りの人ならば、きっと会わない方が良いのだと思いますし、急に現れたオッサンを息子と呼ぶのも憚られるのではないかと思います

それでも、貴方がどういう人なのか自分の目で確かめたいんです。

僕は母が苦手でした。

でも、母に紹介した後でさえ、

「大好きな人を産んでくれた人なんだから大好きに決まってるじゃん」と、笑って言う人が隣にいるから、貴方に会う勇気が出てきました。

 

本当に、会いに行っても良いですか。

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