「人を助けたことがある」と言う人よりも、「あの人に救われた」という人が多い。きっと助けた人は、そんなことは些細なこと当たり前のことだと思っているからだと思う。
私は挨拶に救われたことがある。クラスでいじめられていた、あるいはそう思っていた時に言われた「おはよう」で救われた。鉛筆を貸してくれた。教科書を見せてくれた。社会人では、残業に付き合ってくれて、そばにいてくれた。感謝されたなど様々ある。
よく「潮目が変わる」というが、実際のところ、大きな変化の前に小さな些細な何かがおこっていて、小さな親切や当たり前をきっかけに人生の流れが変わっていく。
きっと私も人を救っているのだろうと思う。全く覚えてないけど、きっとそうなんだろう。事実があってもなくても、ただそう思えるだけで十分だし、これからもそう能天気に思える人生を歩みたい。