「優先席を必要とする方」は、他人が外見で判別できるとは限らないから、
乗車してきた人が「優先席を必要とする方」か外見で判別できない場合があるのと同時に、
「優先席を必要とする方」視点でも、優先席にすでに座っている人が、「優先席を必要とする方」か外見で判別できない場合がある。
例えば、自分が「優先席を必要とする方」であるとき、車内が満席で、優先席にも外見では「優先席を必要とする方」か判別できない人が座っていたときに、どう声をかけたらよいのだろう?
「あなたは『優先席を必要とする方』ですか?」と声をかけるのがベターではあるが、仮にその人が「優先席を必要とする方」であった場合には人々の前で「優先席を必要とする理由」を説明させることになるし、あまり良い方法ではないかなと思う。
そうなると、優先席に座っている人は「優先席を必要とする方」とみなした方が楽であり、「優先席を必要とする方」ではない人は優先席に座らない方がよい、というのが私の考え。