5月25日21時55分、僕は今すっごく唐揚げが食べたい。すっごく唐揚げが食べたい。唐揚げとごはんをたらふく食べて、それから追加の酒を飲んで自慰でもして眠くなったら布団に入ってぐっすりと眠りたい。でも、冷静に考えて今から唐揚げを食べるだなんて馬鹿げている。どうせ寝るのだから今すぐ歯みがきをして電気を消して布団に入ればいいじゃないか。そうしたらごはんが減ることもないし、明日の朝ごはんに食べることが出来る。唐揚げを食べなければ寝起きに胃もたれもしないし太らないし酒も飲まなくていいしとても健康的じゃないか。なのになぜ唐揚げを食べたいなどと思うのだろう。唐揚げなんて食べずに今すぐ寝たらいいじゃないか。そうだろう?おまえは馬鹿だ。大馬鹿だ。唐揚げによって正しいことを考えられなくなった大馬鹿者だ。唐揚げがわるいんじゃない。唐揚げに左右されるおまえの人間性に問題があるのだ。唐揚げは何も悪くない。だから寝よう。歯みがきをしてデスクトップPCをシャットダウンし電気を消し布団にもぐりスマホは触らず!目をつむって、寝るんだ。何?22時に寝るなんて小学生でもしない?アホらしい。睡眠を舐めるな。いいか。睡眠を怠るということは人生を怠るということと変わりはないのだ。わかるか?わからないだろうな。なぜならお前は唐揚げなんかに現を抜かす大馬鹿者だからな。いいか。唐揚げなんて食べなくていい。今すぐ寝るんだ。寝たらすべてがうまくいく。もう一度言う。寝たらすべてがうまくいくんだ。唐揚げのことは忘れろ。今はつらいだろうが、翌朝になれば、きっと、お前は。