俺は『恋はデジャ・ブ』のループ感が好きなんだよ
基本的に他作品の多くはループによる万能感やループの謎を強く描いているけど、『恋はデジャ・ブ』は閉じ込められた世界の中で人がいったんはおかしくなる様をちゃんと描いているのが好きなの
ああそうだよな、いったんやれることをやりつくしたら一回はどうやったら死ねるかになるよなという納得感が強い
他の作品はその過程を省略しているだけといえばそうなんだろうけど、主人公が人間としての弱さを持っていて、そのせいでループごとに興味の先や感情の機微が変わって異なる行動をするのをちゃんと描いている
ループという悪夢の中で、一貫した人間性をや目的をキャラが保つっていう前提の作品を見た後で、『恋はデジャ・ブ』の主人公のクソ野郎が右往左往をする様を見るとこっちの方が自然で好きだなって思ったよ