2022-08-22

仙台育英創設者は「薩長の奴らを見返してやりたい」 東北人の陰湿さは異常

■そうだ、東京

 行って勉強しよう

 「父さん、俺、東京へ行く」

 「え!?」 と利喜次郎はびっくりしました。

 「東京へ行って、もっと勉強をしたい」

 「東京ってお前、江戸のころと違って薩長が勢いを持っているんだぞ。そんなところで…」

 「だから勉強するんだ。政治家軍人薩長が独占しているか知れないけれど、学問は一人一人の頭の問題から薩長派閥で独占というわけにはいかないだろう。才能があれば世の中に認められる。俺、もっと勉強して、自分の才能を力一杯試してみたいんだ」  「でもなぁ」

 「会津にいたって、やれることは限られている。俺は会津好きだ、大好きだ。だから学問で身を立てて薩長の奴らを見返してやりたい」  

  ………

 こうして加藤利吉先生は16歳にして、単身、東京へと旅立ちます。学資として、炭百俵を持って…。

https://www.sendaiikuei.ed.jp/i_html/pta_rikichi.html

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