とはいえ、得票数が党内での力になるという説は、その議員が票を分配する能力がある(言うことを聞けば当選できる)ことを前提にしているので、山田が50万票の集票力を見せた以上、次は分配能力を見せるべきだった、という意味では一理ある。
とはいえ、票の分配ができずとも、赤松が応援すれば票が増えるとなれば、応援を求める議員は赤松の意見を無視できなくなり、赤松の力となる。
1億3千万人から53万票を集めた集票力が100%発揮されたなら、30万人の小選挙区なら赤松が応援すれば1200票くらい増えるかもしれない(もともとその候補に投票するという票は無く、また、赤松の応援で減る票は無いものとする)。
小選挙区では最少で44000票くらいで当選する場合があるみたいなので、そういう選挙区なら必要票数の2.7%くらいに相当するインパクトがある。