今、我が家の狭いマンションには、パキラ1鉢、ヒロバドラセナ2鉢、ツデーシダ2鉢、サボテンが5種類計9鉢、多肉植物が6種類10鉢、胡蝶蘭が7鉢、シクラメン1鉢、オリーブ2鉢、ローズマリーが2鉢いる。休みの日は植物の世話で一日が終わる。どんなに心を込めて世話をしても、サボテンは容赦なく刺してくるし、胡蝶蘭は外に向かって咲いて部屋からは花の後ろ姿しか見えない。ツデーシダは臭いにおいをつけてくる。伸びたいように伸びて、咲きたいように咲く。条件が合わなければ勝手に枯れる。私がどんな人間であるかには一切構わず、期待せず、光合成して勝手に生きている。だから彼らと暮らすのは心地いい。それに、「あと2週間したら植え替えよう」とか「四月になったら剪定しよう」とか、もうしばらく生きる口実になる。