2022-01-14

妙な悔しさ

ある日、外に出て信号待ちをしていると話しかけられたことがあった。

会話自体はたわいないもので、あるていど話したら解散という形になり、会話は終了した。

その時、なぜかは分からないが、少しだけ悔しさを覚えた。

私は初対面の人とも割と話せる方だと思う。

今回の会話の中で私自身も冗談を交えたりして盛り上がり、相手の反応も悪くないものだったが、相手も話すのは得意なようで、相手側も冗談を交え話す量も多かった。

私も話せてはいたが、どちらかと言えば、私の方が押され気味だったように思う。

ただ、会話自体は嫌なものではなく、むしろ楽しく、会話が終わったあとは清々しい気持ちだった。

普段は私の方がよく話す方なのだが、今回は立場が逆転したような状態になっていたことが特徴としてある。

自分が多少なりとも、人よりできると思っていたものに対し、さらに上回るようなものが現れた。

このことが、悔しさを感じた原因なのではないかと思う。

妙な悔しさが印象に残りつつも、なんだかんだやっぱり楽しかったなと思う会話でもあった。

  • 本当の話し上手は聞き上手って言うじゃん 相手から話を引き出して相手により多く喋らせた方が上手なんだよ 今回は敢えて相手方に喋る機会を多めに与えたという事でどう?

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