2021-02-24

大人になっても悲しいことは悲しい

子供の時に比べて、大分メンタルが強くなったと思う。

いや、思っていた。

実はそうではなく、心を刺す出来事があった時は子供の頃と同じだけ傷ついているが、それを有耶無耶にする言い訳を得ただけだったようだ。

今日、とても悲しく辛い出来事があった。

子供の頃ならしくしく泣いていただろうが、今は当然泣くことはなく、まず「自分に責があったのだろうか」と考えて、少し落ち着いたら「なるべくしてなったのだ。」「この出来事にもメリットはある」と自分に言い聞かせた。

そして、悲しく辛いという気持ちを心の端にぎゅうぎゅうに押しやった。

こんなことを何年も何度も続けている内に、泣くことも無くなり、誰かに怒りをぶつける機会も失せ、段々と空虚気持ちになってきた。

悲しい時に泣けず、怒った時に言動に出せず、ひたすら我慢するくせがついてしまった。

そうなると、もう誰かと関わるのすら面倒になってくる。これはきっと自信が理想としていた大人像とはかけ離れている。

今もとても悲しくて辛くて、心が捻じ切れそうなのに、どこかストッパーがかかって泣けやしない。

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