何年か前、卒業式の直前に「ゼミでお世話になったお礼です」と手土産とともにやってきた学生がいた。
学生が帰った後、手土産の入った袋を覗いてみたら、底からメモ帳に書かれた手紙が出てきた。
そこには、大学に入ったけど学部に興味を持てなかったこと、そしてずっと後悔していたこと、が書かれていた。
その学生はゼミの中ではみんなと仲良くしている感じだったし、その時もそんなそぶりを全く見せなかったので愕然とした。
彼女はどんな想いでこれを書いたのだろうか。
卒業式で逢いましょうと話しているあいだ何を想っていたのだろうか。
結局、その学生は卒業式には来なかった。
唯一、ゼミだけは楽しかった、と書いてくれていたのだけが救いかもしれない。
Permalink | 記事への反応(2) | 17:46
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後悔せんでええよ 学歴はついたわけやから人生に少なからずプラスになるし選択肢は広がるやんけ 元増田は寒すぎてアンニュイになってるんや。メシ食ってあったかくせえ!
ありがとう。そう言ってくれると心落ち着くわ。
今年も手土産持ってきてくれた学生がいたけど手紙は入ってなかった。 安心した!