1981年にヨーロッパで発売されたスズキGSX1100Sカタナは大ヒットし、日本国内でも憧れられた。
しかし翌1982年に国内版として発売されたGSX750Sは排気量の自主規制によりエンジンが1074ccから747ccに小さくされ、車両保安基準に適合しないと風防が外され、セパレートハンドルがアップライトハンドルに変えられた。ペットネームのカタナも名乗らせてもらえなかった。
カタナに憧れる国内のGSX750Sオーナーは購入したGSX750Sに風防を取り付け、ハンドルをセパレートタイプに交換してGSX1100S風にカスタマイズした。当時それは違法改造にあたり、次々と交通違反で検挙された。人々はそれをカタナ狩りと呼んだ。