どうやったらお注射が痛くないか試行錯誤した。
針が刺される瞬間に腕に力を入れるのが最も痛かった。強い痛みが刺された箇所を中心にかなりの広範囲に長く及ぶ感じ。
高いビルの上の階にある病院で、お注射のときに下界をゆっくり動く(ように見える)車などの風景を窓から眺めていたらいつの間にか終わっていた。
心頭滅却すれば火もまた涼し。心ここにあらざればお注射もまた痛からず。
この神秘体験をもとに、窓のない診察室でも広々として牧歌的な想像の世界にトリップすることで注射する瞬間だけ現実から退避する技を身につけた。
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