時が経てば全て忘れられる。
開放される。
だけど同情と理解はたりなかった。今後も入荷の予定なし。
誰かのために尽くすことが自分のためで、そのことに命を削り、削れるものがなくなってから、迷惑をかけまいと身を引くことが美徳のように思わされて
何かあるたびに誠心誠意謝り倒しても誰も私を救ってはくれない。
本当は色んな人がいろんなやり方で私を救っていたのだが、そのことに気づきもしないし、感謝もできなかった。
私は私を冷たく扱う人しか見ることができなくなっていた。
いつしかこの世の全てを憎んでいた。
これなら魔王になれると思い、求人票を見てみたが一般兵の募集しか無い。
これぜったい捨て駒にされるやつだ。
とりあえず現実逃避することにした。
「安倍パワー」に見えた