利己的遺伝子説に沿って考えるとわかりやすい。
そもそもウイルスは宿主(この場合はヒト)に病気になってほしくない。元気でいてくれたほうがより遺伝子をばらまける。だから客観的に見ると、病気を引き起こしているのはウイルスじゃない。ヒトがウイルスへの拒絶反応として、自ら病気を引き起こしている。なのでウイルスは宿主にダメージを与えない方向へ進化していくと考えられる。宿主側も、殲滅できないウイルスに対してはうまいこと共存する方向へ進化する。ただしこのプロセスは何千年とか何十万年とかいうスケールで進む話。
新型ウイルスはこのプロセスを経ていない。
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