子供の頃は親に対して「生んでほしいなんて頼んでない」と理由付けて反抗することが多かった。
自分が子供を作れる年齢になってようやく、そもそも自分は望まれてできた子供だったのかという点に考えが至るようになった。
世の中には望まない妊娠なんて腐るほどある。
両親の馴れ初めを詳しく聞いた事がない。子供の頃の自分は親の愛情を当たり前だと思い込んで生きていたけれど、もしかしたら自分という存在は親にとって苦渋と妥協と諦めの産物だったのかもしれない。
「勝手に産んだんだから最後まで責任取れ」という言葉は、親を個の人間として見るようになると軽々しく口にできないものなのだなと思った。
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