雪が地層のように積み重なっている。上に行くほど白く、潔白となる。まるで何千年も昔からそこで雪を積み上げてきたように。
越後湯沢へ向かう途中。
南魚沼市の沿線はとてつもなく、途方もない雪景色の真っ只中だった。
視界には白で埋め尽くされ、解像度を極端に下げれば白に収束しそうな雪、雪、雪。
長岡では大雪を期待したが、ここにきてようやくお目当てのものにかかれた。
上越新幹線を使わずに、在来線の上越線を使って家に帰るのはこれで何回目だろうか。
夕暮れの近づく新潟南部は、灰色の背景を保ちながら、田園を走り抜く。
時々貨物とすれ違い轟音を立てながら。車輪が雪を踏みしめる音は重い。
もうすぐ湯沢に着く。今日のラストはどんな湯で締めくくろうか
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