「こんなにまで、カッコつけた歌い方でも、聞きなれると成立するのかー!」と衝撃だった。そういう歌唱法はそれまで未知のもので、声の出し方、クセのつけ方自体は、なんというか、わざとらしさ、女々しさ、日常ではまず出さない甘ったるい声、自意識過剰感、と言った、側で見てて恥ずかしくなるようなものの「はずだった」。
耽美的な歌詞もそう。
こんな風に「最初はものすごい違和感あるけど、慣れると病みつきになる」ものが生まれ、一般的になっていく過程は人生で数度しかないと思うので、あの時、衝撃を受けた時の感情を瓶に詰めてあの丘の十字架の上に飾っておきたい。
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