松之丞の「赤垣源蔵 徳利の別れ」をラジオでさっき聞いたけど、めっちゃ良かったわ。思わず泣いちまったよ。一つの元ネタから誕生したたくさんの一連のストーリーは、討ち入りだけじゃないのよね。討ち入りはハイライトだけど。
松之丞が言うには「膨大なストーリーが生まれたのは、人気があったから。なぜ人気があったかといえば、どれもが別れのストーリーだから」。なるほど。
討ち入りするからには、生きては永らえないと把握してる人、迷惑かけるのを避けてなにも言わずに去る人、いずれも今生の別れ。親兄弟、恋人、妻子ね。これはね、うまい人がやると、ぐっとくるわ。
人気が落ちた?のは、単純にドラマ映画以外のアウトプットに触れる人が減った、それだけだと思った。
久しぶりに講談を聞いたけど(ラジオだけど)、よかったわ。文楽、歌舞伎よりリーズナブルだから、おすすめ。松之丞たいしたもんだわ。ちょっとこもって声が良くないけどな。でも満足。