1.手術しなくても治る癌がある。→これはホント。この場合、手術してもしなくても大抵治る。
2.手術しないと治らない癌がある。→これもホント。この場合、手術しないと大変なことになる。
3.手術しても治らない癌がある。→これもホント。この場合、確かに無理な手術は無駄に患者の寿命を縮める可能性がある。でもそういう手術は最近減っている。
4.手術すると治らない癌がある。→これはウソ。手術したからといって治らなくなるという癌は無い。
一般の人にとって1.はすごく衝撃的なことなのかもしれない(専門の人にとっては普通のことだけも)。そこで1.だけにクローズアップして「がんは切らなくても治る」とか「がんは手術するな」とバズらせたのが近藤誠氏の巧さだ。彼の本と和田秀樹の本には見習うべきところが沢山ある。