電車に乗りながらいつも車で通っていた湾岸線の橋を眺めることができた。
橋の上から海を眺めると、左手に製鉄所や工場の煙突から蒸気が昇る。
均一に茶色く錆びた建物と煙突と、蒸気と、その巨大なサイズと、チカチカ波打つ海は、見るたびにファイナルファンタジーの世界みたいだって話し合った。
橋を渡る時は数分の眺め、今日は数秒の景色だった。
ありがとう。
私、忘れたかった。忘れてもほしかった。
いつでも、どこでも、色んなところに連れていってくれるための橋だった。
遠くから眺めた時、あなたの幸せを祈ってるって思えたよ。
あなたの幸せを祈ってる。
私もう大丈夫。ありがとう。ありがとう。
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