事の発端は妹が我が家に忘れていった「シャルロッテ ショコランタン」というチョコレート菓子だった。
普段菓子を食べないため、「これはどうすればよいのか」という旨をメールで送ったところ
「食べちゃっていいよ!」と返ってきたが暫くは冷蔵庫で眠っていた。
ある朝、朝食になるものはないだろうかと冷蔵庫を開けてみるとそれが目に留まった。
食に拘りがある訳でもなく、他に手軽に食べられるものもなかったためそれを開けることにした。
見た目は正方形で薄く、何の変哲もないありふれたチョコレート菓子に見えた。
個包装の封を切り、掴んで口に入れた。瞬間、香ばしいアーモンドの匂いが広がった。
カリッとした食感が好ましく、何より甘ったるくなく非常に食べやすい。
気づけばいくつも封を切りすぐになくなってしまった。
コーヒーと合わせると良さそうだと思い、その日の帰りに同じものを買って帰った。