東北地方在住だが、姉の結婚式で式の前の新郎新婦の親族同士の初顔合わせをした時に、名前の紹介で屋号が使われていた。
例えば、増田一郎さんと紹介すればいいところを、「当家の本家の増田権兵衛さん」と紹介するような感じだ。
ちなみに名前を読み上げたのは自分の父親で、こちら側(新婦側)の親戚は全員屋号呼びだった。結婚式の次第でも同様に屋号が使われていた。相手側(新郎側)は屋号なんて使っていないのに。
結婚式の場で個人の記号たる氏名ではなく一家の記号たる屋号を使うなんて、「個人の幸せよりも家を守るために結婚してくれ」と暗に言っているようで、心底気持ち悪かった。