2018-01-30

自分の手なのにうまく使えない


物心ついた時からいわゆる内向型の性格

どちらがいいとは一概には言えないけれど、自分としては外向型の人に憧れることが多かった

初対面の人とも臆せず打ち解け、気楽に話し、多くの人の中にいることが苦にならない

人生の節目節目で新しい人間関係出会うたび、そういう性格を変えて己をリセットしようとしてきたが、ことごとく失敗してきた

持って生まれ性格とは違う性格を演じることは、自分にとって非常にストレスだった

全身を「頑張っちゃってる感」が包み込んで、じっとり汗が滲むあの嫌な感じ、本当に嫌いだ

自分本来性格で過ごすこと、それを変えようとすること、どちらも苦しかった

たとえるなら、利き手である右手に指が4本しかない(あるいは6本以上ある)

当然日常生活では使いにくいので代わりに左手を使おうとする

利き手でないのでうまくいかない

両手ともにうまく使いこなせない

そんな感じ

しかに、多少指が足りなくても多すぎても鉛筆は持てるし箸も使える

けれど5本指のほうがやっぱり楽だよなと思う

たまに今死んでリセットしたら次はちゃんと両手5本指で生まれてこれるだろうかと思ったりする

次の瞬間にはそんな馬鹿なことを考えるのはやめようと思う

でも2周間に1回くらいは思う

4本指で生活するのにあとどれくらいで慣れるんだろう

それとも左手右手のように使える日が来るんだろうか

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