ある時ある所にある男がいました。
自宅で地震に遭ったとき、その男はベッドの上にいました。下から突き上げるような地震の衝撃がセックスのように感じられて興奮してきたので、男はオナニーしました。
遠くから雷鳴が聞こえてきたとき、男は部屋にいました。雷は何度も何度も鳴りました。何度も何度も聞いているうちに誰かのあえぎ声に似ているような気がして興奮したので、男はオナニーをしました。
隣で火事が起きたとき、男は家にいました。幸いにも男の家に被害はありませんでしたが、二階でぼんやりとしていると、隣から感じられる熱気でふと、自宅に火をつけてセックスしながら焼け死ぬ夫婦のことを想像したら興奮してきたので、男はオナニーをしました。それでも興奮が収まらなかったのか、翌朝に夢精していました。
男はそれからも近所で災害が起きるたびに、男はオナニーをしました。