90のじいさんが先日なくなったのけど、よく考えてみたら名前を知らないことに気付いた。
父方も母方も祖父の名前を知らない。それでよく考えてみたらどちらの祖母の名前も知らないことに気付いた。
会話上に出てくるときは、どちらもなぜか住んでいた場所の地名を頭につけて呼んでいた。
例えば、足立のおじいいさんとかそんな感じだ。
それは孫達だけの会話の中だけでなく、むしろ親たちが子供に対してそういう風に呼ぶようにしていた。
それで理由を考えたのだけど、その頃って目上の人のファーストネームを扱うこと自体がとても慎重なことだったような気がしてきた。
むしろファーストネームで呼ぶときは、相手を目下の人間だと考えているときのような感じだ。
そう考えると、当時尊敬を強いられていた人間のほとんどに対して、名前を知らないことに気付いた。
息子には両親を呼ぶときはファーストネーム+じいちゃんorばあちゃんで呼ばせている。
かと言って敬意がないわけではない。
本当だとしたらすごく面白いです。考察が実証されてほしい笑