研究職の人間が業務の効率化を進めるためには無駄な実験を減らすことは極めて重要である。
もちろん他社特許に抵触していたり、製品化の上で大きな壁がある事を分かっていながら実験をするのは無駄な実験であるといえよう。
実験をする上で予測を立てるのは重要である。どのような知見に基づいてどのような実験をする事でどのような結果が得られるか。このPDCAサイクルの積み重ねによって研究は進んでいくのだろう。
しかし、あくまで予測は予測である。実験から予測を超えた結果が得られる事で新たな知見が得られるとするならば、無駄な実験と決めつけるのは早計かもしれない。
完全な予測はこの世には存在しない。無駄な実験の削減、結果が分かりきった実験を切り捨てた先にあるのは光か、それとも闇か…。