そうして、会うごとに「楽しかった」と言われることが増えた。嬉しかった。
でも、仲良くなるごとに「それは違う」「間違ってる」「そうじゃない」と価値観を否定されることが増えた。
1+1で私が3と答えてしまった時に「それは違う」と言われるのなら分かる。
でも、AランチかBランチかを選んだ時に「え?それ頼むの?ほんとに?」みたいに言われる。
直接好きと言われたわけじゃないけど、言葉の端々に好意としか取れないニュアンスの言葉をはさんでくる。
だから、あとはどちらかが一押しすればいいんだろうな、と思う。
でも、一押ししたとして、その時にこの人がセックスしてる相手って本当に私なんだろうか、と考えてしまった。
実は相手はちっとも悪くなくて、私が単に冷めてしまっただけなのかもしれないけど。
「会いたい」と言われたら、「私も会いたい」と即答できる。
でも、次は何を否定されるのだろうか、と思うと、会うのが少し怖くもある。
別にあなたのことを否定してるわけじゃないと思うけどな その彼と嗜好が全く同じなんてことはないしそんなに深い意味はないと思うよ 自己主張してもいいかなって思うほどあなたのこ...