真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
いい質問だ。
あれはポケットモンスターが日々暴れまわっていたほど私が若かった頃の話だ。
まあ、他の奴らも似たようなものだが。
それぞれ多少の個性はあれど、素晴らしいものはいなかったように思える。
なにせ単純な強さにこだわったり、本質が見えていない年齢だ。
いざというきのポテンシャルなんて分からないし、なぜこんなにも分かりやすい弱点がむき出しになっているのかだとかも分からなかったんだ。
私はというと毛深いわけでもないのに妙なところには毛が生えている輩だったが、まじまじと比べたことがないから気づいたのは20になりたての頃だ。