今朝ふと、
「一度、曼珠沙華を見に行きたいな。両親を誘って泊まりで行っても良いな」
「あ、わんこの餌はどうするか…」
わんこは10年も前に死んでるのに、そんな事を考えた事に気付いた。
わんこは1階で寝てた。
私と両親は2階で別の部屋で寝てて、
夜中トイレに行くときは「起きちゃうと悪いな」、と階段の明かりはつけない事が多い。
たまにわんこが階段で寝てることがあるので、階段は一段ずつ慎重に確認しながら降りてた。
わんこが登れる限界の段ってのがあったので、その段の上まで来ると殊更慎重になる。
わんこが居なくなってしばらくは、夜中にその段の上で一旦止まる自分がいた。
10年経ってもたまにその段の上に立つとよぎる。
家族3人とも淡白なので、目に入れても痛くないといった可愛がり方をしてたわけじゃないし、
死んだ後もペットロスになるわけでもなく
十数年の間家族でいてくれてありがとう、って気持ちで思い出を語ったりしてた。
息を引き取った瞬間は、自分はこんな泣き方が出来るんだと思うほど号泣した。