単語も沢山知っているし文章は組み立てられるのだけど、一向に相手に伝わらないという友人がいる。
言い草はこうだ。
「TOEIC○○点とれるけどさー、伝わらないんじゃ無意味だよね~」
半分は英語知ってます自慢なのだが、伝わらないのであれば無意味な知識を露呈しているに過ぎない。
本人はそれに気づかず、飲み会に参加する度に自慢話のように周囲に絡んでくるのだ。
相手が一巡したのか、とうとう僕に愚痴ってきたので試しに一つ聞いてみることにした。
「じゃあさ、例えば”Have you ever been to Asakusa?”って言う言葉、頭のなかで誰の声で再生される?」
すると彼はこう答えた。
「はぁ?そんなの自分の声に決まってるだろ。」
つまり彼が上達できない原因はそれだ。
それを告げると彼は顔を真赤にさせて激昂した。
「何様だよ!お前こそ意味わかんねー事いって偉そうにすんな!」