気持ち悪くなって早い時間にトコについたら、悪夢に目を覚まされた。
「俺はソープで子どもの作り方を知った」「だが、そこからは分からない。どうやって子は育てれば良いのだ。」
他人事なのにとてつもない不安に襲われて、スプーンを内視鏡のように噛み噛みしていたら、髭面の侍が今晩です、という。
妹の産後に駆けつけたら、「娘だったので、では予定通りに養子へ」と会話をしている叔母と誰か。
そちらに顔を向けたら「個人情報保護のため、不透過加工がされてあります」とのメッセージとともに
磨りガラス越しに、赤ちゃんも養父母の顔も見ることを阻まれて。
「……父親は?この子の父親は誰だ」と呟いたら、周りが一様に顔を伏せて二度目の不安に襲われた処で目が覚めた。
後味が悪過ぎる。