2015-10-03

皆、セックスと感動が好きだ

皆、感動とセックスが好きなようだ。

イケている男女がセックスをして、体制側で、明日も楽しく生きていく姿が皆の理想だ。

そして、それが現実でも、現実と大して変わらなくなったインターネットでも賞賛される。

感動したがりがとことん悪いとは思わないが、感動が出来ない人間もいるのだ。

感動よりも、己の不足を思い知らされるだけの人間が山ほどいるし、これからも増えていくだろう。

いや、もっと増えるのは不足しているのに、持てる者のノロケ話に感動する輩だ。

自分は感動する人間になるというのは、負けな気がしてならない。

やすっぽい感動を自分は聞きたくないし、そんなもので感動をしていたら考えるのをやめたようなものだ。

から、今までも、これからも安っぽい夫婦の惚気話などいらない。

皆が感動して、狂ったようにボタンを押していても自分は押さない。

ただ、手にはいらないものを羨んで、持てる者を批判して、持てなくて嘆いて、持とうとして、持てる者が強いという秩序を強化して、それども持とうとすることをやめたくない。

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