仮に例えば、喉や舌を負傷したとしよう。
すると、何も、言葉を発せない。
あるいは、顔の皮膚に火傷を負ったとしよう、すると、表情に表すことも出来ない。
身体に、負傷をしたとしよう、すると、身体を震わせること自体が、痛みになるので、
ジッと耐えることが、痛みを和らげる最良の方法となる。
傷つきすぎた野生動物のように、傷を負いすぎていて、人が信じられなくなっていて。
心の問題は、結構、複雑だから、こんな例えでは、言いようがないのかもしれない。
しかし、痛みが、深すぎると、痛いという言葉を発することも出来ない、という点では、身体の痛みと似ている部分は、あるように思う。
自分でも、傷ついている状態が当たり前になっているので、感覚が麻痺しているのかもしれない。
助けを求めることも、楽ではない。
面倒くさい顔をされても、助けを求める。
「人は一人では生きてはいけない」
「人は助け合って生きるものだ」
ただ、もがきながらも、諦めない。