2015-07-04

話を盛る

さいこから話を盛るのがとても癖だった。

話を盛れば、受け狙いの話がちゃんとギャグとして消費されてくれるだろうから

受け狙いの発言が、受けもせず流されるのがとても怖かったから。

から不器用なほどに保険をかけて、話を盛りまくった。かえって逆効果なのにな。

しかも、その話がどんなに受けていたとしても、後になってから

「彼らのあの笑いは、本当のものだったのだろうか?実は彼らは話を盛っている事に気が付いていて、

それでもなお得意げに話す俺の姿を憐れんで笑っていただけではないのだろうか?」

とか考えてしまうのだ。はは。意味ねー。どっちにしても不安なんじゃねえか。

そうやって嘘つきまくってたらいろいろと人生やばい

いや、直接の因果関係はあんまないかもだけどよ。

やっぱ嘘つくのって駄目なんだな。

自分の中にそういう「弱み」を作るってことが、こんなに後々響いてくるもんだとは、子供のころの俺は1ミリも考えつかなかった。

でも、嘘をつかずに生きてきた奴らも、ただ、なんとなくそうしただけだろうから、そこんとこで偉ぶらないでほしいけど。

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