2015-06-24

轟沈コーンマヨ軍艦

たまには回転寿司でも食うかと店に入った。

光物を中心に何皿かつまみ最後コーンマヨ軍艦で〆て帰ろうかと、タッチパネルを操り注文した。

俺のような本物の選ばれた大人だけに許された特別時間。それがコーンマヨ

少しすると運ばれてきたことを伝えるブザーが鳴る。

ようし、取るぞ!とレーンに目をやっても、俺はコーンマヨ軍艦の姿を捉えることはできなかった。

あれ?見逃してしまったのか?

もう一周してくるかな?と待ってみたが一向に来る気配は無い。

タッチパネルからもう一度注文する。

ブザー。無い。おかしい。

しかし、相手はコーンマヨ軍艦子供にも大人気の一皿である

向こうのテーブルの子供が間違って取っちゃったのかな?

店員に聞いてみようかと思ったが相手はコーンマヨ軍艦

正直、大人がムキになるには少々分が悪い。わかってる。何も特別な事はない。すまん。

しかたない。3度目の注文。

自分のところに来る前に、子供が取っていないかちょっと見てみよう。

3つ隣のテーブルの子供だろうか。

……スッ

2つ隣のおばさんだった。

ぐああああああああああああああああああ。

なんでええええええええええええええええ。

店員さあああああああああああああああん。

「お子さんが途中で取っちゃったんですかね…すぐ持ってきます

違うのおおおおおおおおおおおおおおおお。

隣の隣のおばさんなのおおおおおおおおお。

なんか恥ずかしいよおおおおおおおおおお。

「お待たせいたしましたー」

モグッモグモグーッ

沈 -fin-

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