■mioboe
印象的な目の
つまりそれは、
非常に目立つ二重なのだけれど、
女性が電車に乗ってきて、
誰だか思い出せなかったけれど、見るのは失礼だと思ったので背を向けた。
振り向かず駅でおり、バス停に行き、そのままバスを待っていたら、
自分を追い越して大学行きのバスに乗ったから、
見覚えがあったのは当たり前だ。そうか、大学の人だった。
彼女は後ろのほうの席に座ったのでバス停の自分から顔が良く見える位置だったのだけれど、
ちょうど彼女の顔に朝日があたって、
右、左、と顔を振った時に、
一瞬だけど、まったく違う、涼し気な目をした顔が見えた。
その顔もとても見覚えがあって、
そういう人がたしかにいたなと思ったけれど、面影はすぐに消えてしまった。
同一人物かもしれないけれど他人かもしれない。
そういう不思議な事が今朝あった。
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