2014-01-15

前を見て歩かない人が増えたよね

前を見て歩かない人が増えたと、近年は特に感ずる。携帯端末を見ながら踏切に入って轢かれて死んだ人がいたのは極端にしても、前を見て歩かない人が多い。

私は幼い頃から躁鬱で、しかも大概は鬱で、他人の顔を見たくないので下を見て考え事をしながら歩いていたが、「前を見て歩け」と叱られたものだし、実際にほとんどの人は前を見て歩いていた。昔は、前を見て歩くのが当たり前だった。

からいささか自己批判もあるのだが、しかし、前を見ないでどうやって歩けるのだろう。前を見ず、先を見ず、周囲を見ずに、どうやって歩けるのだろう? 周囲の人間が気遣ってくれるという甘えなのか? みなが甘えたら、またぞろ撥ねられるだろう。たがいに衝突するのだ。

携帯電話で通話や操作をしながら自動車を運転している人をしばしば見かける。どうやって運転することができるのか、私にはわからない。夜に無灯火で走っている自転車を見かけるが、どうやって前を見ていて、どうやって周囲に気づいてもらえるのか、私にはわからない。

前を見ず、先を見ず、周囲を見ず、どうやって生きていけるのだろうか? 全社会的な注意欠陥なのだろう。特定のものごとにばかり注意を向けていて、ほかのことが目に入らないのだろう。例えば、ひとりひとりが別々のものにばかり注意を向けているとしたら、おたがいに話が通じるとは思えない。そんな世の中になってしまった。

  • あー。自分が見えてる世界が社会のすべてと思ってるんだ?

  • 昔はそういう人が少なかったかというと、それはどうもわからないが、 相手がよけるだろうと思って歩行者に向かって減速しないドライバーや、 正面からぶつかってくる人が最近気にな...

    • 私、本当は目撃したんです。 昨日電車の駅、階段でころがり落ちた子供とつきとばした女のうす笑い。 私、驚いてしまって助けもせず叫びもしなかった。ただ恐くて逃げました。

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