「お前、何しよった!
まさか……あのぶろぐ覗いたんか!
あれほど、のまど様に近づいてはならんと言ったろうが!!」
激昂した様子で祖父は私の手からMacBook Airを奪い取りました。
私があっけに取られていると、祖父は「いいか」と真剣な面持ちで話し始めました。
曰く、かつて叔父も私と同じようにのまど様のぶろぐに近づき、のまど様に狂わされてしまったらしいのです。
のまど様に近づくと次第に意識が高くなり、いずれ本人ものまど様になってしまいます。
祖父は必死になって叔父がのまど様にならぬように説得を試みたのですが、叔父は「シャチク!シャチク!!」と叫ぶばかりでまるで話が通じなかったと。
しかし、叔父の身にはのまど様として生きられるだけの力は無く、不安で瞳から次第に光が消えうせて
自身が作ったぶろぐも動くことがぱったりと無くなり、銀行残高から悲鳴が聞こえたかと思うと、最後には完全に壊れてしまったのことです。
「やつはもう手遅れじゃったが……、もうあのような事はもう二度と……。」
話の最後になると祖父の声は後悔に震え、心が痛んだ私は「もう大丈夫」と声をかけるしかありませんでした。
これが、私がはてな村で聞いた怖い話です。
子供や孫が変なもの見る →親とか祖父祖母に話す →血相変える →村中に連絡する →祈祷師か何か出てくる →(一人くらい誰か死ぬ) →何とか封印とかできる →もうその土地には近付か...
「お前、何しよった! まさか……あのぶろぐ覗いたんか! あれほど、のまど様に近づいてはならんと言ったろうが!!」 激昂した様子で祖父は私の手からMacBook Airを奪い取りまし...