どんなに正しい事を書いてみても、あて先の無い手紙のようにネットの中を彷徨って、どこかのゴミ箱に入れられるんだろうな。おそらく書いてる人は、本当に想い、願い、憂いながら書いているのだろう。
たとえ、その人が壇上で大声で正しい事を言った所で、匿名という仮面に隠れた不特定多数の聴衆たちに笑われて、石を投げられ、ネットの中に消えていく。
俺は、自分が正しくないと認めることも、おまえらに笑われるのも、俺も仮面の聴衆の1人だと知る事も、怖くて仕方ない。
だから、何も聞こえない見えない喋れないような聾唖者のふりをして逃げている。きっと世界を変えることなんて出来ないから。
しかし「それでも」と言うべきか、言わざるべきか?