2013-03-12

過半数で改憲はだめでしょ

どこかで聞いた受け売りだけど、憲法とは、国民政治屋に科した法律の制約だそうだ。色んな「憲法とは」があるだろうけれどこの考え方が私の中でしっくり来たので私はそう思っている。

実際に法律を作ったりするのは1億人のうちのごく一部。だから国民みんなで法律の上位のルールをざっくり用意する。憲法はそういうものだと私は思っている。ここまでが前提。

そういう頭で考えると、「2/3じゃなくて1/2の賛成で、憲法が改正される」っていうのはあってはならない。なぜなら、憲法はみんなの意見からだ。1/2だと、それはつまり国を二分する意見闘争で、声の大きい「イエス」と声の大きい「ノー」と、どうしようどうしようっていう沢山の人たちの中で憲法が変わるということだ。それは「憲法国民みんなの声を反映したもの」とは言えない。

2/3が憲法改正に賛成するというのは、投票結果が1:2ではっきりわかれるということだ。それも、多数派は冒険的な方、世の中の現状が大きく変わる方、めんどくさくなる方に投票したってことだ。

三分の二が賛成したら改憲、というのは、憲法国民みんなの意見を後追いするために崩してはならない。なるほど「後追い」故の遅さが、世の中が先の先までよく見える人たちにとって歯がゆくもどかしいんだろう。それでも憲法国民意見がはっきり偏るのを後から追わねばならない。まして、「この憲法とこの憲法は1/2で、これとこれは2/3のままで」とかわけわからん

  • 国民の直接投票による承認が必要なんだし、国会の発議は過半数で良いと思うけどなあ

    • とりあえず国民投票までいけば、なし崩しで成立するだろ、どうせ改憲案の内容を理解できる国民なんていないんだし、という思惑を感じなくもない。

  • その理屈だと、国民の意見がはっきり偏っていれば議会での賛否の比率は関係ないとも言える。 改憲発議の要件を通常の法案可決と同等(衆参過半数か衆院単独2/3)とした上で、国民投...

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