比喩的な用法なのはわかるし、胃痛の酷さを表していることは理解できるけど、じゃあ具体的にどんな現象なのかどうかがわからん。
記号が表す意図や意味さえわかれば、記号そのものの意味なんてどうでもいいのかもしれないけど。
胃に鉛が流れ込む。腹の底に鉛が沈んでいくような。
前者と後者とでは、意味合いが違うのがまた難しい。というか、前者のような比喩見たことあったかしら。後者はありがちな気がするけれど。
腹の底に鉛が沈んでいくような感覚って、どんな含蓄の比喩なんだろう。文脈で判断するしかないのだろうけど。幾通りかの使い道がありそうな比喩だなあって思う。
つながるイメージとしては冷たさになるのかしら。精神的な冷却効果がもたらされたことを表しているような気がする。
痛みでもいけそうかもしれない。怒りも可能かしらん。不愉快から展開して、気持ちの悪さまで伝えられるかもしれない。
まあ文筆者の力量に寄るわけですな。
鉛が表すイメージって「重い」じゃないの? 「体が鉛のように重い」という表現があるし。