2012-07-22

科学的に考えれば、いじめられる人間自殺に追い込めば苦しみは減る

とある大学院生大津いじめ事件について科学的に考えてみよう。

  • いじめは苦しい」
  • 自殺すればそれ以上の苦しみが消える」
  • 社会全体の苦しみ=社会の構成員の苦しみの総和」

以上の3点から、「いじめられている人間自殺に追い込めば、社会全体の苦しみを少し軽減できる」が論理的に帰結する。

もちろん、この結論は常識的に考えれば間違っている。さて、何がおかしいのか?

考えてみることは重要だ。「いじめられる側にも問題がある」と主張する人間は、この手のロジックを信じているはずだから

  • 別の人間がいじめられるようになれば苦痛の総量は減らないし遺族が悲しむなら苦しみ増えるかも

    • 元増田。遺族が悲しめば苦しみ増えるのは考えたけど、「別の人間がいじめられるようになれば…」は思い至らなかった。なるほど。

  • 人類が絶滅すれば苦しみの総量がゼロで最適解ですね! という冗談はさておいて、前提を認めればその結論は妥当でしょう。 異なる人同士の苦しみを同じ尺度で計算することが妥当で...

  • 「いじめられる側の苦しみ」は「いじめる側の快楽(安心感、快感、優越感?…etc)」とゼロサムだと考えれば、総和は変わらないと言える。 また、前者が大きい「から」いじめは悪...

  • いじめってのは、「自分の不快感を他者に押し付けて軽減する行為」だよ。 だから、自殺した人間が死んでも、苦しみの総和は変わらない。 「いじめっこ」達は本能に従って機械的に...

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