2012-06-28

http://anond.hatelabo.jp/20120627103947

もう一つのトラバでは、人間社会性及びそこから発生する良心なり倫理などといったうちなるもの後天的ものかもしれないって流れになったから興味深い。

ただウェイソンの実験の内容から見るに、「道徳的にふるまうことはある程度本能に根ざしている」かどうかは、まだ判別できない気がするなあ。

確かにあの実験では道徳バイアスを通して思考したほうが正答率は高かった。でも、だからといって道徳バイアス本能に根ざすものかどうかは別問題じゃないのかな。

あの実験から導き出せる考察は、人間の持つ社会性が想像していたより強固な支配であることを指しているだけなような気がする。

道徳なんて、生まれ持った性質でもなんでもなかったんや、ってのがいまん所の個人的な帰着点かなあ。

記事への反応 -
  • どんな人も、社会を構成するメンバーだよね。 人が人を殺すとそのシステムが無視できない程度には混乱する。たくさん殺すと混乱も大きくなる。 システムに混乱を与えたものはシステ...

    • すごい。すっきりした文面になった。内容も分かりやすいし、本当にそのまんまのことだ。頭ん中がはっきりしたよ。 でも、個人的には概念も含めた思考を深めてみたいって思うんだよ...

      • お褒めにあずかりありがとう。 実は私は「それらの概念は単に便利だから人々の間に伝播・流通しているのではないか」と疑っている。 おそらく君は「それらの概念は共同幻想などでは...

        • どうなんだろう。定義可能かはさておき、もっと追求したいって欲求はありそうかもしんないなあ。 少し時間が経ってしまったから当初の欲求とは違ってしまっているかもしれないけど...

          • 倫理という語自体は、明治時代になってからethicsを説明するために新しく作られたものだよね。 ってそれは元増田にとっては言葉遊びみたいなもんか。 ウェイソンの選択課題と飲酒問題...

            • もう一つのトラバでは、人間の社会性及びそこから発生する良心なり倫理などといったうちなるものは後天的なものかもしれないって流れになったから興味深い。 ただウェイソンの実験...

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