「死にたかった」という人間が他人を殺傷する。
近年、そういった事件が散見される。
(増えた、とは思わない。以前からあった類だろう)
自殺するには、その要因がある。その同じ要因をもってして、他人を殺めるとは、
いったいどんな論理なのか。
僕のひとつの予想は「現実の否定」である。目の前にある現状が受け入れられない時、
それを消そうとする。
ひとつは、己の命を絶つことで。もうひとつは、現実を形作る人間の命を奪うことで。
受け入れ難い現実に直面した場合、もはや絶望しか残らない。生きる気力が失われる。
ありたかった自分はもはやそこにはない。
(おそらく僕はこんな状況に陥った時の対処法を求めて増田に投稿した)
楽しそうに男女で飲み騒ぐ同年代の若者を横目にしながら、そう思った。
ツイートシェア