マイノリティである若年層を無視して、疎開に後ろ向き、という批判がある。
彼が村に固執するのは、「村民マジョリティの高齢者が村に固執している」ことの裏返しでもあるのだが、
同時に「職業としての飯館村長」がそうさせている、という面もある。
つまり、「飯館村長として俸給を受け取っている、一個人の菅野典雄」は、
「行政機関としての飯館村が実在しないと、職を失う」のである。
疎開後スグに失職する、ということはない(=俸給も受け取れる)だろうが、
疎開状態が5年も10年も続くとなると、
「飯館村という法人格を存続させることに、意味あるのか?」という議論が沸き起こることになる。
そうなると彼は俸給を貰えなくなる。
「法人格としての飯館村を維持して、村長職を維持したい」というホンネも含まれているはずである。
つーか、村サイドに放射線関係のマトモな人間が付いたという可能性もある。 現在の空間放射線量7~8μSv/hで避難するか?となった場合、マトモな学者なら、年間積算量100mSvを越さない(0...