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2011-05-09

職業としての飯館村

飯館村長が有権者マジョリティである高齢者の方ばかり向いて、

マイノリティである若年層を無視して、疎開に後ろ向き、という批判がある。

彼が村に固執するのは、「村民マジョリティ高齢者が村に固執している」ことの裏返しでもあるのだが、

同時に「職業としての飯館村長」がそうさせている、という面もある。

つまり、「飯館村長として俸給を受け取っている、一個人の菅野典雄」は、

行政機関としての飯館村が実在しないと、職を失う」のである

疎開後スグに失職する、ということはない(=俸給も受け取れる)だろうが、

疎開状態が5年も10年も続くとなると、

飯館村という法人格を存続させることに、意味あるのか?」という議論が沸き起こることになる。

そうなると彼は俸給を貰えなくなる。

なので、「飯館村に固執したい」という彼の発言の真意の数%は

法人格としての飯館村を維持して、村長職を維持したい」というホンネも含まれているはずである

で、それは人間から、責められないと思う。

そういう人間的な弱さを前提として、村長の発言を「割り引いて」判断することを、

村民マスコミ中央政府も求められるのでは?

 
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